「ぼてぢゅうショック」以降の空港レストラン利用可否一覧!依然として飲食店が使える希少プラチナカードの真実
空港ラウンジだけでなく、関西国際空港の「ぼてぢゅう」や成田空港の「やきすき やんま」など、対象レストランで約3,400円相当の食事が無料になることで爆発的な人気を博した「プライオリティ・パス(Priority Pass)」。
しかし、2024年秋から2025年春にかけて、JCBプラチナ、三菱UFJプラチナ、三井住友プラチナ、UCプラチナ、楽天プレミアムカードなどが相次いで「ラウンジ以外の施設(飲食・リフレッシュ等)を利用対象外」とする大改悪を発表・適用しました。本記事では、2026年現在における各社プラチナカードの最新利用状況と、依然として飲食店特典を維持している希少カードの実力を徹底検証します。

調査基準日:2026年10月25日。金額は特記なき限り税込。各空港施設・航空便ごとの利用可否規約は変更される場合があります。
1. なぜ相次いだのか?プライオリティ・パス「空港レストラン除外」の背景
かつてプライオリティ・パスといえば、航空会社のビジネスクラスラウンジやカードラウンジに入室するための会員証でした。しかし、運営元のコリンソン(COLLINSON)社が空港内の一般飲食店やリフレッシュ施設(マッサージ・スパ、カプセルホテル等)と提携したことで、カード会員は「搭乗前に3,400円相当のセットメニューを無料で楽しむ」という使い方が定着しました。
これが一変したのが2024年から2025年にかけての改定ラッシュです。背景には主に2つの要因があります。
- カード会社側のコスト負担急増: 通常の空港ラウンジ入室に比べ、レストランでの飲食利用はカード会社がコリンソン社に支払う利用単価(精算費用)が高額に設定されています。旅行需要の回復に伴い利用者が殺到し、年会費2万〜3万円台のカードでは採算が合わなくなりました。
- 空港内の大混雑と一般客への影響: 関西国際空港をはじめ、対象店舗にプライオリティ・パス利用者の長蛇の列ができ、一般の有料客が利用しづらくなるなどの運用課題が生じたことも拍車をかけました。
2. 主要プラチナカード・ゴールドカードの「レストラン利用可否」一覧表
2026年現在、どのカードでレストラン・リフレッシュ施設が使えて、どのカードが使えないのか。主要なプレミアムカードの対応状況を整理しました。
| カード名 | 年会費(税込) | レストラン・飲食特典 | 改定時期・備考 |
|---|---|---|---|
| セゾンプラチナ・アメックス | 33,000円 | ◯ 利用可能 | プレステージ会員付帯。国内・海外ともに回数無制限で継続中 |
| セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス | 33,000円 (初年度無料) |
◯ 利用可能 | 個人版と同様にプレステージ付帯。初年度無料で試せる希少枠 |
| ラグジュアリーカード(Titanium / Black) | 55,000円〜 | ◯ 利用可能 | プレステージ会員付帯。国内外のレストラン・スパ利用可能 |
| JCBプラチナ | 27,500円 | × 利用不可 | 2024年10月31日よりラウンジ限定化。ザ・クラスも同様 |
| 三菱UFJカード・プラチナ・アメックス | 22,000円 | × 利用不可 | 2024年10月1日よりラウンジ限定化 |
| 三井住友カード プラチナ | 55,000円 | × 利用不可 | 2025年4月1日よりラウンジ限定化(デジタル会員証移行) |
| UCプラチナカード | 16,500円 | × 利用不可 | 2025年4月1日よりラウンジ限定化 |
| 楽天プレミアムカード | 11,000円 | × 利用不可 | 2025年1月1日よりラウンジ限定化+年間利用「年5回まで」に制限 |
| アメックス・プラチナ(プロパー) | 165,000円 | × 利用不可 | 従来よりPPレストランは対象外(センチュリオンラウンジ等の独自網を重視) |
3. 依然として「飲食特典」が残るセゾンプラチナの圧倒的優位性
表から明らかなように、2026年現在、年会費2万〜3万円台でプライオリティ・パスのレストラン・リフレッシュ特典が無制限で利用できるカードは、実質的に「セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード(およびビジネス)」の独壇場となっています。
セゾンプラチナでレストランを利用する際の重要ルール(2026年最新)
- 当日の航空券(搭乗券)の提示が必須: 出発便だけでなく、一部空港では到着便でも利用可能ですが、当日の搭乗券確認が厳格化されています。
- 同一施設・同一空港での時間制限: 同一施設での連続利用は「6時間以上の間隔」が必要となるルールが設けられています。
- カード会員本人のみ適用: 同伴者は別途料金(35米ドル等)が発生するため、単独出張や一人旅での利用が最も費用対効果を発揮します。
セゾンプラチナは2025年8月に年会費が22,000円から33,000円へ値上げされましたが、年間10回空港レストラン(約3,400円×10回=34,000円分)を利用する出張族にとっては、「プライオリティ・パスの食事特典だけで年会費が全額ペイできる」という稀有なカードとして、かえって存在感を強めています。
4. ラウンジ限定化されたカードは解約すべきか?損益分岐点の見直し
一方、JCBプラチナや三井住友プラチナ、三菱UFJプラチナをお持ちの方で、「レストランが使えなくなったから解約すべきか?」と悩む方も多いでしょう。判断の基準は以下の通りです。
- 海外渡航が多い場合: 海外主要空港のプライオリティ・パス対象ラウンジ(ビジネスクラスラウンジ等)は引き続き無制限で入室可能です。軽食・アルコール・シャワールーム・高速Wi-Fiを利用できる価値は依然として大きいため、年2〜3回以上海外へ行くなら維持する価値があります。
- 国内出張が中心の場合: 国内線利用時はカード会社提携ラウンジ(羽田のPOWER LOUNGE等)で十分なケースが多く、国内レストランが塞がれたことでプライオリティ・パスの恩恵は激減します。この場合、レストラン1名無料特典(グルメ・ベネフィット等)やコンシェルジュを年に何回使うかで判断すべきです。
5. 結論:空港特典を重視する人が選ぶべき最新の選択肢
空港での飲食・リフレッシュ体験まで含めてプライオリティ・パスを使い倒したいなら、選択肢は明確です。
- 最もコスパ良くレストラン特典を使いたい: 初年度年会費無料で試せるセゾンプラチナ・ビジネス・アメックス、またはJALマイル高還元とスマホ保険が付帯するセゾンプラチナ・アメックス(個人版)が第一候補。
- 金属カードのステータスと手荷物3個無料も欲しい: 年会費55,000円でレストラン対応PP+4大ホテル上級会員が付くラグジュアリーカード チタン。
- 純粋に海外ラウンジの快適性と国産サポートを重視する: レストラン対象外でも、年会費27,500円でOMAKASEグルメやUSJ優待が充実したJCBプラチナ。
ご自身のフライト頻度と利用空港の対象施設を照らし合わせ、最適な1枚をお選びください。
参照した公式一次情報一覧(2026年10月25日確認):
- プライオリティ・パス(Priority Pass)公式
- クレディセゾン公式「セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」
- JCB公式「JCBプラチナ」
- ラグジュアリーカード公式「Mastercard Titanium Card」
編集部注:空港施設の営業時間・対象メニュー、カード付帯条件は予告なく変更される場合があります。最新情報は各社公式サイトおよびPriority Passアプリをご確認ください。



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